「このお塩で料理すると、素材そのものの美味しさが引き出されてくるんですよね」
そうおっしゃっていたのは、京都の
ベジタリアンレストランTOSCA のシェフ橋本朋果さん。朋果さんの、シンプルながら味わうほどに美味しさが増しゆくお料理をいただきながら深く納得。
同じお料理でもおシホや素材の質でまるで味が違うというのは、体験されている方も多いと思いますが、ミネラルを含んだ味わい豊かなお塩ならシンプルなお料理ほど違いが際立ちます。
そんな体験を経て、去年10月より私たちcamwacca(カムワッカ)の新しくラインナップに加わったOHSHIMA OCEAN SALTのおシホ「
Flower Of Ocean 」は、洗って切っただけお野菜にほんのひとふりしただけで、まるでご馳走サラダ。そんな素敵なお塩との出会いは私たちにとっても新しい食の扉。
ご縁&ご塩への感謝の気持ちを込めて、
Flower Of Ocean・シホ でいただくシンプルで満ち足りた食の提案を不定期でお届けします。
今回は私たちcamwaccaのデザイナーでもあり、ビーナちゃんの生みの親:大滝さん の娘さん”麗子さん”に、土鍋のおもてなしレシピを教えていただきました。
麗子さんは、人気の土鍋『かまどさん』をはじめとする長谷園さんの土鍋デモンストレーターをされていて、食を専門とされていたお母様の元、幼少期より日々の暮らしの中で食を味わい学びとってこられた方。
以前に大滝さんのアトリエに伺った際に、奥様の眞己子さんがご存命中にご馳走していただいたこの土鍋の蒸し鍋フルコースがあまりに美味しく一同感動したこと。麗子さんより、長谷園の長谷会長の想い「みんなでおいしいごはんを一緒に食べたら争いは起こらない。土鍋を囲めば世界平和につながる」というお話を伺って大変共感したこと。その二つが繋がって、今回麗子さんには長谷園さんの土鍋シリーズで蒸し鍋のご紹介をいただく流れとなりました。
○色彩豊かなお野菜で見た目も豊かに
今回麗子さんが揃えてくださったのは、麗子さんの地元・静岡の有機または自然栽培のものがメイン。とにかく彩りと種類が豊かで、カゴに並べたままずっと飾っておきたいほど美しい。子供達も早速近づいてきて、これは何のお野菜?切ったらどんな色なのかな?と興味津々。お野菜を洗いながら、切りながら、並べながら、そして蒸していただき、お片付けをするまで、ずっと嬉しく楽しいお料理が続きました。
○味付けはお塩とオイルだけ
「このメニューの時には、お塩とオイル(オリーブオイル・ごま油)だけで召し上がっていただくのですが、みなさん最後はお塩だけで召し上がる方が多いです」と麗子さん。今回もメンバーのほとんどが最後はお塩だけで頂いていました。お野菜が新鮮で、自然のままに育てられた質の高いものであること、オイルは純正かつ新鮮であることがポイントです。
○使った道具
*お鍋のお求めは大滝さんのギャラリー兼ショップ「
OoTAKI Art & Design さん(Tel:054-335-6038)」まで。生活スタイルや希望に合わせて丁寧に相談に乗ってくれます。どうぞお気軽にお問い合わせください。
○季節野菜とお塩の蒸し鍋フルコース
レシピのダウンロード
旬野菜の前菜A
材料:茎ブロッコリー・エリンギ・プチトマトト (赤・黄)
旬野菜の前菜B
材料:絹ごし豆腐・小松菜・しいたけ
旬野菜の前菜C
材料:ビーツ・小かぶ・あやめ雪カブ・紅芯大根・紫大根・黒大根・赤大根
豚バラとキャベツの重ね蒸し
材料:豚バラ(焼肉用)・キャベツ
大根と春菊の牛肉巻き
材料:牛肉(薄切り)・大根・春菊
豚バラと豆モヤシの重ね蒸し
材料:豚バラ(薄切り)・豆モヤシ
柿とカマンベールチーズのホットデザート
材料:柿・カマンベールチーズ
今回ご紹介させていただいている蒸し鍋フルコースは2017年11月末ごろにカムワッカのメンバー交えて開催された時のもの。現在の旬とは少し異なるため、麗子さんより旬のお野菜を取り入れた蒸し鍋レシピを教えていただきました。
1月なら旬のお野菜蒸しなら長芋・芹もしくは三つ葉・長ネギ・春菊などから数種類、配色よく重ねて蒸したり、動物系タンパクといただくなら「ほうれん草と豚バラ」「レンコンと牛肉」がオススメ。2月はカリフラワー・菜の花・菊芋などの野菜蒸しの他、「ゴボウとマッシュルームと牛肉」「白菜とシュウマイ」。1〜2月のホットデザートは「ミカンとバナナ」「リンゴとサツマイモ」(*お好みで、メープルシロップやシナモンパウダーを添えて)。
3月はちょうどお野菜も冬〜春への移行期間なので地域にもよるものの1ヶ月で随分旬が入れ替わるそうですが、ニラ・ワケギ・タケノコなどの他、「新タマネギと新ジャガ」もお勧めだそうです。
レシピのダウンロード
子供も大人も、美しくておいしくて楽しいご馳走メニュー。家族を超えて、大好きな人たちと、みんなで大きな食卓を囲む時間はいつにも増して幸せなひと時となりました。
<長谷園と大滝ご一家>
かまどさんや味噌汁鍋、タジン鍋など、同じお料理でもとてもおいしいと評判の土鍋、長谷園の会長で長谷園7代目当主の長谷優磁さんと大滝さんは長年の作家友達。かまどさんの誕生前からずっとご家族ぐるみでお付き合いがあったそうです。
かまどさんが世に生まれてからは、服部専門学校を首席で卒業し、「食」と「植物」を中心とした暮らしの提案をされていた奥様の大滝眞己子さんと娘さんの麗子さんもかまどさんを中心に長谷園の土鍋を愛用。麗子さんが地元静岡に戻られてからは長谷園の土鍋のデモンストレーターをされているそうです。
様々な季節の食材でのコースはもちろん、お野菜のみでも美味しい提案をいただけるとのことで、また今年も東京都内にて会を企画しようと考えています。ご興味ある方はカムワッカまでお問い合わせください。優先的にご案内させていただきます。