
松木正さんをキャンプリーダーにした「つくるキャンプーCreative & Survival Life Dream Camp 」が、今年も2025年4月3日から5日に長南(千葉)で行われました。小学校3年から中学3年生と、小学2年生以下と保護者の参加者が、泥だらけになりながら「やりたいことを実現する」に没頭する時空間。今回は、そんなキャンプの様子をレポートします。
●イマジネーション(想像)からクリエーション(創造)へ

つくるキャンプをカムワッカが主催して5年目になりますが、今回はじめての初日が雨。前日からスタッフがつくった大屋根テントで松木さんの話のオープニングからスタートしました。
「おもい」が場の中でカタチになっていくことを大切にする話を中心に、量子力学を参照して「幸せが集まるフォトン」の話まで、松木さんが日常とは違う世界にいざなっていきます。

話のあとは、みんなで名札つくりや自己紹介。そして、泥んこになりながらの各種ゲームを通して、参加者同士が交わっていきます。子どもたちは、あっという間に仲良くなり、いつも会う友達のようにお互い笑いコミュニケーションをしていきます。
●シェルターづくり
つくるキャンプでは野外で2泊、自分でつくったシェルターで寝ます。テント泊をしたことがある子でも、なかなか自分でつくったシェルターで寝たことはないでしょう。しかも朝晩はまだまだ冷え込みますし、初日は雨。過酷と思うこんな状況でも子どもたちは「大きくないい方が寒くないよ」「上に葉っぱを乗せると雨どいがわりになるよ」などと、以前参加した子がアドバイスしながら、どんどんつくっていきます。
近くの竹藪でとってきた竹でフレームを作り、ビニールをかけ、段ボールを利用したりして個性的なシェルターが完成。
初日の夜は、雨の中このシェルターに入り、朝までぐっすり寝ていました。

●好きなもの(想像)をつくる(創造)
<ロープやブランコ>
山には入って丈夫そうなツルがあれば、ターザンをしたくなるよね。
ロープを使ってブランコにのってみたり、谷に向かって思い切ってJUMP!
怖いことが楽しい。

<ナイフ>
絶やすことのない火の側で五寸釘を熱し、叩いてナイフづくり。
スタッフに教えてもらって、砥いで切れるように。
できたナイフでモノが切れたら、ワクワクする。
そして、もっと切れるように研いでいく。

<弓矢>
男子は弓矢づくりが流行。
竹を削り、特別な紐を貼ると、遠くまで飛ぶ本格的な弓が出来上がります。
さらにスタッフはボーガンに改造。

ちょうどよい木をみつけてきて、木を削ってつくる弓をつくるツワモノも。
木刀をつくる子もいました。

<ドリームキャッチャー>
ネイティブ・アメリカンが悪夢を捕らえ防いでくれるよう願った「ドリームキャッチャー」。
スタッフに教えてもらって黙々とつくる人たち。話をしながら、でも集中して・・・
このフローな時間が楽しい。

●デブリハット(自然物でつくるシェルター)
2日目の夜は、森の自然物だけでつくるシェルターで寝ます。
基本的な作り方を教えてもらい、木の枝と枯れ葉だけでシェルター作り。
うまく作れば雨でも平気。暖かさも十分です。
これがつくることができれば、どんなことがあっても生き残る自身がつき、それは自己肯定感につながっていきます。

●食事づくり
キャンプでは5回分の食事も自分たちでつくります。そのためには「火」必要。薪割りからはじまり、近くの杉っ葉を火元にして着火するなど、火起こしも自分たちで。火起こしが得意な子どももいて、ずっと火の番をしています。調理だけでなく寒さを防ぐこともできる大きな火は、人類が手にした特別なものだということを思い出させてくれます。

●夜は森で忍び寄るサバイバルゲーム
夜はライトを持たずに森に入り、2チームに分かれて忍び寄りながら相手チームのタオルを取るゲーム「アパッチの要塞」。普段のゲームは大きな声をだしたり走ったりするけれど、このゲームは忍び寄りが大切。敵と遭遇して戦っても、仲間とコミュニケーションするのも、静かに行います。
暗闇と静けさの中で、心は熱く燃えているコントラストが最高です。
森に入る前は顔にはカモフラージュ。自然にテンションも上がります。

以上、つくるキャンプのレポートをしました。
カムワッカでは、松木正さんをリーダとしたキャンプ企画に色々と関わっています。
ご興味のある方は、今後もぜひ、カムワッカのホームページ、SNSをチェックして下さいね。