
「何かをとことんすることと、自分を肯定することは、すごく関係あるよね」
「とくに子どもは、何かやりたいことに夢中で取り組むと、満たされて、とろんと優しい顔になる」
カムワッカが松木正さんの「つくるキャンプ」を始める原点となった松木さんの言葉です。
子どもたちが社会で力を発揮するために、何かを「できる」ようになることや、目に見えて「成果」があることで、プログラムの企画を意図していたところ、そのようなDoingを求める前に、Beingを満たさなければ何も始まらない、ということを言い渡された瞬間でもありました。
松木さんが「つくるキャンプ」を開催するようになったのは、
「どうせ、できないし」
「無理無理、やっても無駄」
「そんな自信ない・・」
という、自らの可能性を否定する言葉を、子どもたちから何度も耳にするようになったからだということでした。
「よし、それなら、思う存分、やりたいことをやって、できるとかできないとかにとらわれずに、子どもたちの萎縮した心が解き放たれるようなキャンプをやろう」そう思い立った松木さんが始めたのが「つくるキャンプ」です。
「つくるキャンプ」を経験した子どもの中には、子どもが自ら「誕生日プレゼントはいらないから、その代わり、このキャンプだけは行かせてほしい」と親に頼み込んだり、普段は、ずっとゲームで遊んでいる子が、唯一自らゲームを手放し、泥まみれになって遊びつくす、という子たちがいるんだよ、と松木さんからお聞きしていました。
この5年、「つくるキャンプ」に取り組んできて、実際に、子どもたちの目に宿る輝き、凍えるような雨の中で存分に遊び尽くす姿、お互いの思いがぶつかりながら相互に存在を認めあい関係を結び直す瞬間に立ち会ってきて、そんな子どもたちに出会えることを楽しみに、今年も開催の準備をしています。
そこで、この度、松木さんに「つくるキャンプ」に寄せる思いや、子どもたちの心に熾火(おきび)が残るようにプログラムに取り組んでいるという松木さんの心をお聞きする「公開インタビュー」を開催することにいたしました。改めてこの5年を振り返りつつ、「つくるキャンプ」の原点や、醍醐味、子どもたちの心に火が灯る働き、「センス オブ ワンダー」の魔法など、お聞きしていきたいと思います。
直接松木さんの声を聞けるこの機会に、ぜひご参加ください。
限られた時間の中で、ご参加の方のご質問もできる限り届けられるように取り組む予定です。オンタイムで参加できない方へはアーカイブ動画でお届けいたします。
ご参加希望の方は、申込フォームよりご登録お願いいたします。ご一緒すること楽しみにお待ちしております。
2/23(日)20:00 - 21:00
松木正《公開》インタビュー
オンラインにて開催しました。
<アーカイブ動画>
お申し込み受付しています。