
母になり、始めたことの一つが梅しごと。我が家ではおやつは補食。おむすびやお芋など、甘くないポン菓子など、ごはんの延長だったので、梅ジュースは我が家で出てくる数少ない甘いもの。子どもたちのよろこぶ顔が嬉しくて毎年ほぼ欠かさず仕込んできました。そして滅多にアルコールを摂取しない夫も、梅酒だけは楽しみながら少し嗜んでいるので、梅酒も一緒に仕込みを。
5年ほど前から、新しく加わった梅しごとが梅肉エキス。伊豆大島で50年にわたり、塩づくりに従事されているオオシマオーシャンソルトの阪本さんご一家とお手当講座や養生サロンをさせていただく中で、手づくりの梅肉エキスの素晴らしさに開眼。以前より購入して活用していた梅肉エキスを、自家製でつくるように。
まだかたい青梅を擦って絞って煮詰めるのはなかなか根気が入りますが、それでもちょっとした体調不良や体力が落ちた時、梅肉エキスを小さじ半分舐めるだけで回復してくれる、この万能薬は家族の健康を維持する上で欠かせないもの。ここ数年は毎年3〜5キロつくり続けています。
そんな中で、今年から再挑戦しているのは梅干し。20年以上前に漬けたことはあるけれど、すっかり遠ざかっていました。漬物の法律が変わったこともあり、シンプルで良質な梅干しは自分で漬ける以外なかなか手に入れるのが難しくなっていく、であれば今年からまたチャレンジしてみようと、まずは少量漬けてみたところ、思っていたよりずっと簡単。今年はもう梅しごとも終了かなと思っていたところ、とてもいい状態の梅を分けてもらったので、さらに追加で1.5キロ漬けることができました。
私は初心者なので塩分18%(梅の重量の18%のお塩)で。さてさて、どんなお味に仕上がるか。今からとても楽しみです。
自家製梅肉エキスのつくりかた
根気はいりますが、作り方はとてもシンプル。青梅さえ手に入れば、あとは家にあるものでできます。せっかく作るなら2キロ以上がおすすめ。何年でも保存できるので、まとめて仕込んでおくと重宝します。
【材料・道具】
青梅(2キロ以上がおすすめ)
おろし金(陶器かプラスチック製。金属製は使わない)
晒かガーゼ
土鍋
保存容器(ガラス等、金属製以外)
青梅をよく洗い、水気をしっかり拭き取ります。ヘタは竹串などで取り除きます。水分が残っているとカビの原因になるので念入りに。
陶器かプラスチック製のおろし金を使います。金属製は梅の酸で反応するので避けて。根気のいる作業ですが、ここが梅肉エキスのすべての始まりです。
すりおろした梅をガーゼや晒に包んでしっかり絞ります。種やカスは金属製以外の容器に。絞り汁が梅肉エキスの素になります。
絞った汁を土鍋に入れます。土鍋がない場合はホーロー鍋でも。金属製の鍋は避けます。
最初は黄緑色のさらっとした液体が、時間をかけてだんだんと濃縮されていきます。焦がさないようにかき混ぜながら根気よく。しゃもじでかき混ぜた時に土鍋の底が数秒見えるくらい濃縮されたら火を止めます。色は真っ黒に近い深い褐色に。最後は特に焦げやすいので要注意。
⑥ 消毒した瓶に移して完成
熱いうちに消毒した瓶に移します。冷めたらラベルを貼って保存。何年でも保存できます。
梅肉エキスの活用方法
なんとなくだるい、喉がイガイガ・痛い、お腹がはったりゆるい、体力が落ちている気がする——そんな時には木のスプーンに耳かき一杯分くらいをすくい、そのまま舐めます。
食べたものがちょっと古かったり傷んでいるかも、なんていう時にも梅肉エキスを舐めておくと安心です。
✦ 金属製のスプーンは使わず、木のスプーンで。
✦ 少量でも効果を感じられるので、耳かき一杯程度で十分です。
✦ 冷暗所で保管を。何年でも保存できます。









