
先日子どもたちの通う学校の、郷土芸能部、民族舞踊部、中国舞踊部による、合同発表会がありました。
郷土芸能・民族舞踊はこの学校ができて以来、とても大切にされてきた活動のひとつで、学校の体育の授業でも取り入れられています。
我が家の子どもたちも毎年、異なる地域の民間芸能を学べることをとても楽しんでいて、中学2年生の息子は今年高校3年生の娘は秩父屋台囃子を習っています。
学内でも大切にされている郷土芸能・民族舞踊を、部活として日々習いお祭り等でも習練してきた子どもたちの年度の集大成。日本の各地方に伝わっている舞やお囃子は、その地域の暮らしや想いにねざしていて、とても胸を打つものがありました。
最後にこの合同発表会の企画者で、部長を務める高校3年生からの挨拶があり、彼がお母さんから聞いて育った言葉を紹介してくれました。
「文化はなくても生きていける。けれど文化がなければ生きている意味がない」
すごい教えだと思いました。そして本当にそうだと。
文化は英語で言うとCulture。動詞Cultivateは耕すと言う言葉。
ラテン語の「colere(耕す、住む、手入れする)」が語源ですが、元々は土地を耕すという言葉が転じて、人の心や精神を養うと言う意味になり、それぞれの土地で人の心や精神を養うものがCulture=文化の意味。
日本の各地域で人の心や精神を養ってきた民間芸能は、私たちの感覚にすっと馴染むものであり、私たちの精神を養ってくれる大切なものだと改めて感じました。
今、大学等でも文系の予算がどんどん削られていると聞きました。
子どもの貧困も進んでいる中で、食べていくことやその施策、そこに近い科目やルートの確保は大切ですが、心を育む文化や遊びが失われていくことがないように、地域ごと地区ごとに手を繋ぐこと。心や精神を育む文化を大切にしていきたい。そう心に刻んだ日になりました。










