10代の子どもたち向けに、
新しいプログラムの取り組みが始まっています。

それは、子どもたちが自分について深く知り、
自分自身の言葉で語る=プレゼンテーションする
というもの。

え?こどもがプレゼン?
一体何に使うの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

プレゼンテーションというと、一般的に
「相手に自分の意見や情報を伝え理解してもらう」
ことと理解されていますが、

ストーリーテリング・プレゼンテーションでは、

「自分を深くみつめ、自分の情熱の源や特性などコアをみつける」

ところから始まります。

・自分はどんなことにワクワクしたり歓びを感じるのだろうか?
・それって自分にとってどんな体なんだろうか?
・今まで経験してきたことで今自信になっていることは何だろうか?
・自分は一体何者なんだろうか?
・これから中学、高校、大学、そしてその先の人生で目指したいこと、やってみたいことは何だろうか?

こういった内容について
気持ちや感覚に触れながら
丁寧にきいていくと

本人も驚くような
気づきが生まれてきます。

ああ、自分はこういうことが好きなんだ、
こんなことに興味があるんだ
これが、今の自分につながっているんだ‥

自分を語り、きいてもらう体験は、自己肯定感を育む

これまでの体験プログラム等を通じて、

「自分について語ること、
 自分の言葉で語ること、
 自分自身を物語ること」

それは自己肯定感と深い関係があると
強く感じています。

また、自分を語ることは、
自分は何者かを理解することに
繋がっていきます。

自分を語るには、その語りを
きいてくれる存在が重要です。

きいてくれるからこそ、
語ることができるとも言えます。

自分の言葉をそのままに
受け止めてもらう体験や、
純粋にきいてもらう体験は、
深い自己受容体験となります。

その言葉が
自分の内側から生まれてきた言葉で、
自己との一致感が強ければ強いほど、
自分自身であること
自分自身を語ること
に信頼が育まれ、

それはすなわち、
自己肯定感を育むことになるのです。

こういった自己肯定感の育みは、
思春期の子ども達が、おとなになる過程で、
支えになっていく貴重な時間になります。

自分を深く知り、相手を理解し、誰かと協働する

これからの子どもたちに求められるのは、
自分のことを深く知り、自分を語る力、
そして、相手を理解し、誰かとの協働する力、
ではないでしょうか?

近年、
総合型選抜試験の大学入試や
プレゼンテーションや
グループワークなどによる
中学高校入試が増加傾向にあるのは

知識のみならず
自分のことを人に伝える力、
自分らしくありながら、人との協働する力、
を重視するようになってきているからでしょう。

この力は、
社会に出て自分の力を発揮する
上でも不可欠な要素です。

人と自然との関わりの中で深く自分を知る

カムワッカでは、
自分を語る力を養うことを前提に
自然体験や、チームで冒険する体験学習プログラムを開催し

人と自然との関わりの中で、
深く自分を知る体験を積み重ねてきています。

そして、そのような体験を元に、
「自分を語る」という取り組みを、
進めています。

そのひとつである、
ストーリーテリング・プレゼンテーションを
試行錯誤で進めていったのですが、
子どもたちの変化は目覚ましく、
私たちの想像を超えた展開に。

少しでも早く届けていきたいと
思うようになりました。

まずは
これまでカムワッカのプログラムに
参加してくれた子どもたちから、
お声がけして届けていきたいと思います。

子どもたちがどんな自分に出会っていくのか、
どんな人生の物語を語ってくれるのか、
今から本当に楽しみです。

まだ参加したことないけど興味あるという方は
どうぞこの春と夏の自然体験冒険プログラムに
ご参加くださいね。

3/29-3/31には、千葉にて子どもと親子
(小3以上はこどものみ可)を対象にしている
「つくるキャンプ」を、

6/1-2には軽井沢にて
「スカウティングモモの新規プログラム」
を開催予定です。

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