立夏を超え急に暑くなったと思えば、気温差があるこの初夏ですが、空気もほどよく乾いて爽やかに、ほおを撫でる風の心地よい季節です。

新年度になって二ヶ月が経ちますが、心身ともにいかがお過ごしでしょうか?同じ気温でも前日との差が大きいと、身体にはより寒さを感じるそう。

「ちょっと寒い」の感覚を大切に、すぐに一枚羽織ったり、喉の不快にはうがいをしたり・・身体の声を聴き応えることで、大きく崩すことがなくなると、大島で塩づくりと鍼灸、自然に根ざした暮らしをされている阪本さんはおっしゃいます。

養生やお手当の講座で、教えていただくことは、手間暇かけるといいことと、ぐっとハードルが下がる工夫。これなら続けられる!という知恵が満載で、体調を崩しがちなこの時期も、いつもより元気に感じています。

暑くても梅雨前は内臓を大切に。冷たいものを飲むのも控えめに。心地よい状態で夏を迎えていきたいですね。

小満:しょうまん(二十四節気:8番/太陽黄経60°)

5月21日16:09から。

天地万物にいのちの気が満ち、草木が成長して茂る頃。梅が実り、紅花は満開に。麦の穂も育ち、農家では田植えの準備が始まります。蚕も大きく育って、絹糸を紡ぎます。

例年、梅雨の前のさわやかな陽気は衣替えぴったり。お天気 のいい日には潮干狩りも楽しい頃。

七十二候

 ・初候:蚕起食桑

 (かいこおきてくわをはむ:蚕が桑の葉を沢山食べて成長するころ) 

・次候:紅花栄

 (べにばなさかう:紅花が野原一面に咲くころ) 

・末候:麦秋至

 (むぎのときいたる: 麦が実り、金色の実をたわわに実らせる頃)

旬のたべもの  

空豆、青梅、赤しそ、びわ、キス、クルマエビなど

季節のたのしみ 

青梅の頃。

梅シロップは子供達も大人気。梅の実を丁寧に洗い、布巾で優しく拭いて、竹串でヘタをとったら、清潔な瓶に 梅の実を入れ、かぶるぐらいのはちみつを入れて。

冷暗所で毎日優しく瓶を回し混ぜて・・フードプロセッサーでかき氷を作り、この梅シロップをかけていただくとさっぱりとして美味しい夏のおやつ。

梅肉エキスはお腹の調子を優しく調えてくれる万能薬。

以前から愛用しているものの、昨年大島のワノサトさんにて自家製の、梅肉エキス作りに参加させていただき、いただいたらそのお味の美味しいこと。お腹もとっても調います。手間をかけてつくるのもおすすめ。

それから、赤紫蘇はよく洗って、大鍋で煮出して砂糖とレモン汁を加え、紫蘇ジュースに。

この時期ならではのお楽しみです。

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この配信は、私たちの体内や感覚を、自然本来のリズムへと整え直し、心地よく生きるための暦、「地球暦」を元にしています。

太陽系惑星ともに巡り回る地球の、今ここを、地図のように捉えられる、ポスター形状の一年の暦です。

地球暦考案者杉山開知さんとのCOCreation NOTE

地球暦ってなに?

季節の暮らしを楽しみたい方にオオシマオーシャンソルトの阪本鏡子さん、洋未さんとともに、「みんなで歩むいちねんかん」ぜひご一緒しませんか?1年をかけて皆で暮らしの知恵を、お仲間と互いに学び合う、暮らしのコミュニティーです。

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